甲斐こまベリーファームは、山梨県北杜市で美味しいブルーベリーを栽培し、通販でお届けしている農家です。山々と清流に囲まれた北杜市から、ブルーベリー栽培のこだわりや奮闘の日々をお届けします。

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ブルーベリーの休眠時間について

今日は連休の最終日、終日雨のため農園での作業は中止しました。開園に向けて、まだまだ色々とやることがあるのに困ったものです。

ということで、本日はブルーベリーが、冬の眠り(冬眠?)から目覚めるために必要な時間について書きたいと思います。当園は、北部ハイブッシュ、南部ハイブッシュ、ラビットアイという3系統のブルーベリーを栽培しています。地球温暖化などにより、地域は変遷しているようですが、一般的に、寒い地域は北部ハイブッシュ、温かい地域は、南部ハイブッシュ、ラビットアイがむいているようです。

ブルーベリーが休眠から目覚めるためには、1.0度~7.2度の低温時間が続くことが必要になります。ちなみに、北部ハイブッシュで800時間~1200時間。南部ハイブッシュで150時間~400時間、ラビットアイで400時間~800時間が必要と言われています。単純計算ですが、1200時間は50日、800時間は約30日、400時間は約16日、150時間だと約6日になります。1日中低温(1.0度~7.2度)が続くとは思えませんので、低温が半日続くとして、それぞれの日数は倍になります。

それぞれの最大値を使うと、北部ハイブッシュは100日(3か月強)、南部ハイブッシュは32日(約1ヶ月)、ラビットアイは60日(約2か月)が必要ということになります。寒い日が必要な順番は北部ハイブッシュ→ラビットアイ→南部ハイブッシュになります。特に南部ハイブッシュは休眠時間が極端に短く、一部の品種は、1年中、緑の葉を付けています。紅葉もほとんどしないんです。いつ寝ているんだろう?

ただ、休眠といっても、花芽の成長は前年の夏から秋にかけて始まっており、蓄えた栄養を基に、冬場でもぷくぷくと大きくなります。

参考:玉田孝人 ブルーベリー栽培辞典 創森社

冬場、花芽がぷくぷくと成長しています。

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