甲斐こまベリーファームは、山梨で、30品種以上のブルーベリーを栽培、最も食べごろの完熟ブルーベリーを厳選し、通販でお届けしている、日本初のブルーベリー専門の農家です。

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農園の物語

はじめまして!!

甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳や、清流に囲まれた土地、山梨県北杜市で、「甲斐こまベリーファーム」を営んでいる小林健志(こばやし・たけし)です。思うように行かず、何度か心が折れかけたこともありますが、現在、2,500㎡の農地で、30種類、850本のブルーベリーを栽培しており、

「日本一美味しいブルーベリーを、より多くの方に、感動とともに、お届けするべく、日々挑戦中です」

長野県下諏訪町に生まれ、高校卒業と同時に東京に行き、先ずは、予備校通い、そして大学に進学しました。東京では35年ほど、IT関連の会社などで、サラリーマンをしていました。元々、商社に入って、海外を飛び回るのが夢だったので、ソフト開発の現場は好きではなく、30代のほとんどは、中国、アメリカや東南アジアに駐在していました。

そんな感じで、何とかやってきましたが、歳を重ねるにつれて、本当にやりたかったことは何か?と、自問することが多くなり、やはり、山々や清流に囲まれた自然の中で、「自分の裁量で仕事をやりたい!」という気持ちが募り、2018年に、山梨に移住して、先ずは、500本のブルーベリーの栽培を始めました。

山梨で、最初に借りることができた農地は、市川三郷町というところにあり、不動産屋さん経由で、急いで見つけたため、100㎡程度しかありませんでした。

”田舎で大きくて、良い農地を借りるには、コネや実績が必須です!!”

それでも、アンマズハウスさんの、「狭い土地でも、とりあえず苗栽培を開始できる」「ロケット・システム」を使い、見知らぬ土地で栽培を開始することができました。

”果樹栽培をする場合、とりあえず、栽培を開始しないといけません(収穫できるまで時間がかかります)!!”

下の画像のように、ブルーベリー苗(2年苗)は、これまた、アンマズハウスさんの「溶液ポット栽培」で、すくすくと育ちました。全てがうまくいったわけではなく、密植し過ぎて、側枝があまり出ないという失敗もありました。

  「ロケット栽培」栽培開始当初

      栽培開始3か月

       栽培開始6か月

苗を育てながら通った県立農業大学校では、果樹栽培のいろはを勉強、また、農家実習(学校のカリキュラム)では、ブルーベリー栽培では全国的に有名な方に師事することができました。

この間、事業計画を作り、北杜市に認定農業者として認定していただきました。公庫などから、有利な利率でお金を借りるためには、認定農業者になる必要があります。農業大学校では、栽培関連のことばかりではなく、こうした事業計画や、後に絶対必要になる会計についても、専門家が教えてくれます。

”事業計画作成、会計関連知識が必須です!!”

結局、市川三郷町で2年間苗木を栽培した後、2020年、運よく北杜市武川町に、農地2,500㎡を借りることができました。こちらも借りるのは大変でした。友人の知り合いの方にお願いして、北杜市で農地を探していましたが、約1年半は、農地が見つからず、やきもきしたのを覚えています。この農地を、トラクターやバックフォーで整地してから、本格的に、開園準備にかかりました。(トラクターなどの運転は、農業大学校で講習を修了していたので、大変助かりました。)

”ほんと、良い土地を見つけるのが大変なんです!!”

”トラクターやバックフォーの講習は、受けておいた方がいいですね、できればフォークリフトの免許も!!”

”居住地、農地など、草刈りは必須になるので、マイ・狩り払い機は買って、使って、慣れておきましょう!!”

この農地に、ブルーベリー500本を移動すると共に、鉢上げ(20㍑ポットから60㍑ポットに植え替える)作業を実施しました。市川三郷町~北杜市までは約30kmあり、軽トラ2台とレンタルした2トンロングトラックを使い、4名で2日がかりで、4往復しました。移動も作業も、あまりにも大変だったため、この当時の写真はほとんど撮影されていません、残念)

”2トンロングくらいまでのトラック、マニュアルの軽トラは運転できた方がいいですね!!”

ブルーベリーだけでなく、受付になるログハウスや、簡単な倉庫、ウッドデッキなどの設置も必要で、てんてこ舞いでした。

ログハウスは、4畳半の小さなものでしたが、東京でサラリーマンしかやったことがない私には、色々と大変でした。ログハウスは、キットになっていて、設計図とおりに、下から柱を組み上げていきましたが、柱が湾曲していたりで、うまく嵌らず、結構、隙間ができてしまいました。(後に、木が膨張したりで、隙間はなくなりましたが..。)また、ドアまわりや、屋根は難易度が高いため、大工さんに、ピンポイントで来てもらいました。

”小さなログハウスは、大半は自分でやれますが、ピンポイントで大工さんに助けてもらうのがいいでしょう!!”

”インパクト・ドライバーなど、大工さん用具、水道やポンプ関連の知識や、扱いになれていた方がいいですね!!”

開園準備 (緑の袋は培地に使うアクアフォーム)

 

開園準備

農園風景

こうして、2020年6月に、何とか「甲斐こまべりーファーム」の開園に漕ぎつけました。現在までの経緯は、以下のとおりですが、全てが試行錯誤で、色々失敗もしてきました。

2020年:大きなポットに移したばかりで、ブルーベリーの収穫量も少なく、近隣の方々と直売所への販売したのみでした。コロナが流行ってきたこともあり、1年目は様子見でした。

2021年:直売所で本格的販売を予定するも、7月は、ほぼずっと雨で、ブルーベリーに病気も発生。全く勝負にならず。お盆前に営業終了。(出荷、特に通販は、コロナの影響をそれほど受けないのでは?と思い始める。)

冬場に、農園の上に張った防鳥ネットを片付けなかったため、雪が降った際、雪とともにネットが落ち、多くの枝が強剪定されてしまう。また支柱も曲がってしまう。

2022年:ブルーベリー狩り」中心から「ブルーベリー出荷」に舵を切る。シーズン通して、天候はまずまず。地元高級スーパー、直売所、通販向けに出荷し好評をいただく。ウッドデッキを拡張し、休憩、作業場を設置。冬場の、ネット落下の影響はそれほどなし。

2023年:シーズン通して天候はまずまず。地元高級スーパー、通販で販売好調。通販が忙しく、直売所には出荷できず。保冷庫を設置し、収穫後の予冷を徹底し、果実の品質が向上。また若干の在庫をもてるようになる。

 

【園主略歴】

 1965年 長野県下諏訪町に生まれる
 1988年 慶應義塾大学法学部卒業、日本電信電話株式会社(NTT)入社
 2017年 株式会社NTTデータ退社
 2018年 山梨県に移住。ブルーベリー栽培開始
 2020年 甲斐こまベリーファーム開園(現在に至る)

【資格など】

 ■フルーツ&ベジタブル・マイスター(野菜ソムリエ)
 ■農業技術検定2級
 ■フードコーディネータコース修了
 ■山梨県北杜市認定農業者(2019年)

 ■中国復旦大学経営管理学院修了
 ■英検など英語、中国語関連資格、PMPなど

 

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