整枝・剪定の基本
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こんにちは。
果樹の基本となる栽培管理には、整枝・剪定、受粉、施肥(肥料を与えること)、消毒(病気、害虫対策)がある。雪よけ、霜対策な
ど、地域やその他条件で、管理項目は増減する。今回は、整枝・剪定の基本を説明します。
〇剪定には、「切り返し剪定」と「間引き剪定」がある。「切り返し剪定」は、骨格となる枝を太くし、側枝を増やすために枝の途中で切ること。「間引き剪定」は、残したい枝と競合する枝を根元から切ること。以下の図は、杉浦 明編著 果樹栽培の基礎 農山漁村文化協会からの引用。
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切り返し剪定と間引き剪定
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切り返し剪定
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間引き剪定
〇また、剪定量が多い「強剪定」と少ない「弱剪定」がある。樹の状態に合わせて、それぞれを使い分ける。冬季に「強剪定」をすると、地下部の根っこの量とのバランスがくずれて、春には、そのバランスを回復するために、多くの新しい枝が発生する。枝を多く付けるのには良いが、花芽、花、果実には十分な栄養がいかなくなるので、要注意。一方、「弱剪定」の場合、地下部との均衡がくずれないため、枝、花芽、根っこなどバランスよく成長する。以下の図は、杉浦 明編著 果樹栽培の基礎 農山漁村文化協会からの引用。